一般社団法人 中部品質管理協会は、品質管理を中心とする管理技術・マネジメント手法を教育・普及する専門機関です。QC検定対応講座も開催しています。

愉しみながらやれ!西堀栄三郎「探検の殿堂」記念館リニューアル!

3月21日、春分とは名ばかりのそぼ降る雨の中、東近江市にある西堀栄三郎記念館

リニューアルオープン式典と展示に行ってきました。

初代南極越冬隊長として有名な西堀栄三郎博士は、戦後日本の品質管理普及において、その礎を築き、デミング賞受賞された方ですが、中部地区企業の指導にも足しげく通われ、当協会創設にも貢献。初代名誉会長でもあります。

入社初年度、博士最晩年にご講演拝聴の機会を得、「人間尊重」のその素晴らしいお話しと、お見送りで一人随行した名古屋駅で、病み上がりながら階段二段ぬかしで新幹線ホームまで向かわれた姿が今も焼き付いています。今は協会で西堀博士に出会った人間は私一人となり、中部地区でも博士を知る人は少なくなりましたが、時を経て、導かれるようにつながる博士とのご縁で、今回も出向きました。

記念館は、角川さんという学芸員が博士の残した素晴らしい「自主自律に基づく創造性」教育の在り方を残さんと奮闘されていて、リニューアル式典では、現南極越冬隊と地元子供たちとのリアル通信や、博士の残された言葉、それに影響うけた素晴らしい創造性ある人々、技術、芸術の展示が所せましと展示されていました。

AI時代に突入し、「人間とは」「人間とは何をなすべきか」が問われる時代。博士の教えは今こそ、我々の心と実践を支えるものとなると感じる機会となりました。

展示は9月まで開催しておりますので、ぜひ、皆様にはお運びください。

 

 

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天津大学から来訪いただきました☆

2月28日に、天津大学管理経済学部の学部長以下4名の方が、当協会に訪問されました。

改善、リーン生産方式等、同大学でもおしえていらっしゃるようで、しかし、医療分野や公的事業における課題発見、問題解決手法の活用の必要性を唱えてらっしゃり、日本もこの分野はまだまだこれからということで、課題認識が一致しました。

天津大学が中心となり、中国に所在する自動車メーカーと一緒になってアジア視点の国際標準も作りたいというお話に、大学が戦略的、かつ行動的にこうして来日され、当協会も探し当て訪問される積極性に、日本のそれとの差を感じました。

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2月7日質創造マネジメント大会無事終了&「本気で取り組む働き方改革」始動!

2月7日にウィンクあいち大ホールで「本気で取り組む働き方改革」と題し、今年の質創造マネジメント大会を実施。350名ものご参加者と、今回初めて日本経済新聞にも注目をいただき取材を受け、翌日の新聞と電子版にも掲載いただきました!

内容は、①ローランドベルガーの貝瀬氏より、2030年頃の自動車産業の行く末を描いてもらいながら、この地区の社会構造、環境変化がどのようになるかを可視化いただき、

②東レ経営研究所の宮原氏からは、政府ガイドラインや白書からの環境変化や現状分析を踏まえた、日本でも最先端の事例である同社の働き方改革の実施状況やしくみ、ルール等お話しいただき

③富士ゼロックスの山崎様からは、ITツールの活用の考え方と実施例を、これも日本でも最先端事例の同社や客先の取り組みから共有いただき

④社会人大学院アジアNo1のグロービスからは、「副業奨励、外部組織や若いデータサイエンティストのインターン制度を活用した新事業創出の取り組み」を紹介いただき、個の生産性とやりがい&人生キャリアを、いかに組織の生産性と結びつけるかという点を提示いただきました。

最後に当協会佐々木会長が自らコーディネーターとなり、「本気で進める働き方改革、なにをやれば推進してゆけるか」といった課題に対し、各講演者がパネラーとなり熱い討議が時間いっぱい展開されました。

この大会を皮切りに、中部品質管理協会では、「仕事の質向上」「新たな価値創造」へと皆様が変革を進める支援のための企画をし、また情報提供をしてゆくつもりです。今後もご期待下さい!(細見)

 

 

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「2030年の品質保証」~モノづくりからコトづくりへ~