一般社団法人 中部品質管理協会は、品質管理を中心とする管理技術・マネジメント手法を教育・普及する専門機関です。QC検定®対応講座も開催しています。

問題発見力・考える力(仮説思考)開発

〜「守りの品質」を土台に、「攻めの品質」へ思考を広げる〜

AIがどんな問いにも答えを出してくれる今、

私たち人間に求められているのは「知識」ではなく「問いを立てる力」そのものです。


■こんな方におすすめ:

    • AI時代に必要とされる「人間ならではの考える力」を武器にしたい方
    • AIをどう実務に活かせばいいか分からない方

講座のねらい

「言われた通りに動く」から「自ら問いを立てる」働き方へ。

不具合をゼロに近づける「守りの品質管理」は、日本のものづくりの誇りであり、揺るぎない根幹です。しかし、AIが過去のデータから瞬時に最適解を導き出す現代、ビジネスパーソンの真の価値は、まだ誰も気づいていない課題を自ら定義する「問題発見力」へとシフトしています。

これまでの経験やマニュアル、そしてAIさえも答えを持っていない場面で、どうやって突破口を見つけるのか?

本講座では、ベストセラー『地頭力を鍛える』の著者・細谷功氏を講師に迎え、「思考の本質」を、演習を通じて体得していただきます。

磨き上げた緻密な「品質管理」の力を土台に、AI時代にも埋もれない「考える力」を積み上げ、日々の業務を自ら切り拓いていくための視点を手に入れましょう。


本講座の3つのポイント

  • 1. 「改善」の先にある「課題」を見つける力

既存の枠の中でミスをなくす「守り」の力を大切にしながら、枠そのものを広い視点で見つめ直し、新たな課題を自ら定義する「問題発見」のコツを学びます。

  • 2. 現場の事実から「本質」を見抜く力

日々の膨大なデータや事象(具体)に振り回されず、「つまり、どういうことか?(抽象)」と本質を掴むことで、個別の対応に留まらない、応用力の高い判断力を習得します。

  • 3. 答えがない中で「道筋」を描く力

情報が不十分な状況でも、これまでの経験を活かしながら「おそらくこうなる」という最善の仮説を立て、スピード感を持って着実に仕事を進めるための考え方を鍛えます。


講師プロフィール

細谷 功(ほそや いさお)氏

ビジネスコンサルタント / 元 株式会社クニエ コンサルティングフェロー

東京大学工学部卒業後、(株)東芝にてエンジニアリングの現場を経験し、アーンスト&ヤング、キャップジェミニなど米仏日系のコンサルティング会社を歴任。現在は企業の戦略策定や実行支援に従事。

著書『地頭力を鍛える』『具体と抽象』は、ロジカルシンキングや問題解決の必読書として、エンジニアや実務のリーダー層から絶大な支持を得ている。

開催概要

  • 日時: 2026年1月16日(金)9:30~17:00
  • 会場: 中部品質管理協会
  • 形式: グループ演習を交え、頭をフル回転させる「参加型」セミナーです。
  • こんな方におすすめ:
    • 確実な仕事に加え、新しい視点で現場を動かしていきたい方
    • 現場の知恵を、より広い範囲の課題解決に活かしたい方
    • AI時代に必要とされる「人間ならではの考える力」を武器にしたい方
    • AIをどう実務に活かせばいいか分からない方

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カテゴリー:
「2030年の品質保証」~モノづくりからコトづくりへ~